世界中から広島平和公園に捧げられた折り鶴を100%用いて作られた手漉き再生紙を使用したSakuro独自の商品ブランドです。
この鮮やかな再生紙の商品は、国籍、文化、性別、年齢、異なる人々が、互いの違いを認め合い、対等な関係を築いているかのように、織り成す色が綺麗に融合され、「平和」を感じさせる、明るい色合いに仕上がりました。
世界から送られてきた平和を願う気持ちや優しい思いを、今度は私たちから世界へ「ありがとう」というメッセージを込めて制作しています。
この商品は、外で働くことが難しい、主に女性の方に一部を委託したり、障害のある方が働く作業所へ委託することで、商品作りを通して社会貢献に取り組んでいます。
なぜ、再生紙なの?
広島に平和を思い、寄贈された千羽鶴は年間約10t程にもなります。その大切な千羽鶴を再利用した紙がある事を知り、とても素敵な取り組みだと思いました。
世界から送られてきた平和を願う気持ちや優しい思いを、今度は違う形にして世界へお返ししていきたい。そんな思いから、再生紙を使用した商品作りを始めました。
「平和の思いをそばに。」という発想のもと、身に付けたり持ち歩いて頂ける商品にすることで、その商品を目にした時、優しい気持ちやほっこりした気分になり、そこには小さな平和が生まれるのではないかと考えました。
千羽鶴100%再生紙とは?
よくある折り鶴再生紙は、折り鶴と一般の紙や牛乳パックを2:8位で混ぜた物が多く、少しおとなしい色合いです。もっといろいろな色や形の再生紙を探していたところ、障害のある方が働いている作業所で、手漉きの千羽鶴再生紙を制作されている所があると知り、お話を聞きに行きました。その作業所では何年も試行錯誤をして、メンバーの方々の努力の積み重ねで素晴らしい紙を作る事が出来るまでになったという事を聞き、深い感銘を受けました。
さらにいろいろな色が混在しているものが欲しいと熱望したところ、千羽鶴を100%の純度で入れた方が色合いが明るく、他所には無い面白い柄の再生紙が出来るのではないかということで、試作していただきました。当初はいろいろな折り紙の色を混ぜて作ると、灰色になってしまうのではないかと心配していましたが、出来上がった紙は見事にいろいろな形や色が融合されていて、アーティスティックなとても明るい色合いになっていました。
このようにして、千羽鶴100%再生紙が実現しました。こちらの再生紙は、障害のある方が時間を費やして育んだ技術をもとに作っていて、それは1日や2日では作れない物であり、それだけでも愛おしいと思うものです。
なぜ、カラフルにこだわるの?
それはこの詩にリンクします。
~紡ぐ~
あの日、空は灰色になった
the sky turned gray on that day
それでも今日まで紡いできた
but we weaved til today
いろんな色があっていい
colors can be in different tones
いろんな形があっていい
shapes can be in different forms
僕らはこの地球の「ONE TEAM」
We are ONE TEAM on this earth
紡いでいこう平和な世界を
We shall weave a peaceful world
このカラフルな再生紙を眺めていると、国籍、肌の色、性別、風習…すべての人々の織り成す色のそれぞれが共存している、認め合っているように見えます。どこの国のどんな人がどんな思いでこの色の折り紙を折ったのか、想像すると楽しいですね。